治療方法
以下に、順次治療方法を説明します。
鍼治療、灸治療、指圧整体、アロマテラピー、水晶治療
鍼治療
○中国鍼ではなく、日本製の細いものを使う。
○ツボをよく指圧して、気を散らして、痛みを殆どなくして射すことができる。
○鍼は個人専用に保存し、使う。
○脈診や気を使っての診断、また指圧をしながら、ツボ探る。
○呼吸とともに、出し入れをし、気を動かす。
○通常、8本位を15分程、置鍼して、抜いて、次のセッションに移る。これを2~3回繰り返す。
○治療中に軽いいびきをかく患者さんが多い。これは、心身が普通では経験しない、リラックス状態に入ったことを示す兆候で、こういう場合は、よく効いている。
○痛みが取れると、別の場所に痛みが出る場合がある。これは、古いものが出てきたもの。順次治療する。
○比較的、体力がある方。高血圧、高血糖の方、などが適している。
灸治療
○アルミのシールを貼った上から、小さくちぎった艾で、据える。燃えた灰の上に、次々と据えていくので、殆ど熱くない。
○灸治療の効果は、艾が燃えるときに発する、熱気がツボを通して体に浸透していき、温めたり、血行を良くする。
○そのツボに気が満ちて来るまで、10~20分、続けて据える。時には、同じツボに30分程据える場合もある。頑固な冷えなどで、一箇所で体全体が温まるツボがある。
○高齢者、痩せている方、低血圧、冷え性、色白な方、体力のない方、などが適している。
〇艾(よもぎ)の茎にある細い毛を集めたものが、もぐさです。これを燃やして発する気が、これ程の効果をあげるのは、驚きです。指圧整体と組み合わせると、手が届かない凝りや痛みに、浸透し、ほぐしていきます。単純な熱ではない次元を超えた気の存在を感じるのは、鍼と同じです。特に、冷えに効果を現します。
指圧・整体・マッサージ
○指圧でツボ、経絡の反応を探りながら、骨盤、脊柱、頚椎などの歪に矯正の指圧を入れていく。体全体との関連をカギに、指圧・整体を続けていくとある時点で、全体が繋がりを持って、歪みが矯正される瞬間がくる。そして、その方の訴えている箇所の痛みも、解消する。
○腰痛や膝痛も、首のズレを見逃している場合が多い。首と腰や膝は、呼応してズレ合っている場合が多い。
○レントゲンで判らない頚椎の微細なズレも、首の凝りや他への影響が大きい場合がある。気を集中して、頚椎を探ると、実際にズレていなくても、常に歪みの力がかかっている場所がある。ここの歪みの気を開放すると、長年のムチ打ち症などの痛みがとれる場合がある。
○常に、全体の歪みの連携を意識しながら行うので、いわゆる強い急速な関節への整体は行わなくても、整う。
アロマテラピー治療
(方法)
以下のハーブオイルを一つ一つ、胸元に当て、気の動きを観察し、その方に今一番合った、1~3種類の合ったオイルを選ぶ。それらをブレンドし、化粧用のオリーブオイルで稀釈して、治療用のオイルを作る。患者さんの気が反応する首や背中、腕などのツボに擦り込む。いわゆる、オイルマッサージのように、体全体に塗ることはしない。
(ハーブオイル)
ハーブ種類 | 効能 | ハーブ種類 | 効能 |
マジョラム | 肺経 | オレンジ | 大腸経 |
ペパーミント | 心経 | ラベンダー | 小腸経 |
ローズマリー | 心包経 | カモミール | 三焦経 |
クラリセージ | 脾経 | タイム | 肝経 |
ジュニパー | 胃経 | ベルガモット | 胆経 |
イランイラン | 腎経 | サンダルウッド | 督脈 |
バジル | 任脈、衝脈 | ティートリー | 膀胱経 |
◎以上は、ハーブオイルと経絡の関係を示す、当治療院オリジナルなものです。従来のオイルマッサージとは違って、東洋医学の経絡とハーブの気の力を結びつけた、経絡治療的アロマテラピーとも言うべきものです。
(適応症)
ストレスから来る、自律神経失調症、また心身症に効果がある。心身の深いリラックス効果を生み肺や心臓を安定させることにより、呼吸、心拍数、が落ち着く。 うつ病、神経症、パニック症候群、 過食症、拒食症などの摂食障害
◎初期の心身症は、数回のこの治療で回復に向かう例が多い。心療内科の薬を多く服用している場合は、この治療と併用し、他の方法も取り入れる。
紫水晶・乾電池 治療
水晶に紫色がはいったアメジストを、乾電池とつなぎ、電流を流すと、波動が発生します……クォーツ時計の原理です。これに、身体のツボ、経絡が反応します。鍼を打ちたい所、お灸を据えたい所に、当てると、気が流れます。鍼の後、灸の後、更に、身体に負担をかけられない時などに使います。